家庭用脱毛器とワキガの関係
家庭用脱毛器を使ってワキの脱毛をしたら
ワキの汗の量が増えてワキガになった!という方がいます。ワキのムダ毛が無くなることによってワキガになるというのは実際に起こりうることなのでしょうか。
●ワキ汗の量は変化無し
家庭用脱毛器によってワキの汗の量が増えてワキガになる、ということはありません。これは実はワキのムダ毛が無くなることによってワキ汗が流れやすくなっていることでそう感じるのです。
ワキの脱毛をする前は、カミソリなどでワキ毛を剃っていたとしても皮膚の下にムダ毛が存在しているため皮膚がデコボコ状になっています。
そのため、汗がそのデコボコに引っかかって表面にキープされ、それが次第に蒸発するためそこまでワキ汗は気にならないというわけです。
しかし、家庭用脱毛器を使ってワキのムダ毛を脱毛すると皮膚の下に毛が無い状態になって表面のデコボコはなくなります。
その結果、ワキ汗をかいたときにスーッと流れやすい状態になっている=ワキ汗が増えたと錯覚している、というわけなんです。
このことから、家庭用脱毛器によるワキの脱毛はワキ汗の量とは関係が無いといえます。
家庭用脱毛器でワキガが解消される?
どうしてワキガが起こるのかと言えば
ワキにはアポクリン腺という汗腺がたくさんあるからです。アポクリン腺から分泌された汗というのは脂肪分や尿素が多く含まれていて、空気に触れる、雑菌が繁殖することによって強いにおいを放つようになります。
どうしてワキガになる人とならない人がいるのかと言えば、このアポクリン腺の数や活発度が異なるからです。ワキガの人ほどアポクリン腺が多く、活発に活動しています。 このアポクリン腺というのは毛穴の中に存在しています。
ですので、家庭用脱毛器でワキの脱毛を行い続けることによって徐々に毛穴の機能を低下させていってワキガの解消を目指すことも理論上は可能ですし、口コミや体験談などを見てみると実際に体験している人が多いことに気づきます。
もちろん全ての人が必ずワキガ解消することができるわけでは無いので、あまり期待するべきではありませんが、ワキのムダ毛を処理するだけでも清潔に保ちやすくなりますし、ワキガ対策に有効なのは間違いありません。
もしもワキガに悩んでいるのなら、ロールタイプの制汗剤を利用する、食生活や生活習慣を見直す、服装によってワキパッドを利用するといった対処方法をとってみましょう。また、最近では簡単な美容手術でアポクリン腺を取り除いて根本的に解決することもできます。